シンギングリンについて

シンギング・リン

 

シンギング・リンはとても新しい楽器です。2004年に音楽療法家・和真音(かず しおん)さんが開発した音響打楽器です。まだ12年ほどの歴史しかありません。しかし魂にまで深く伝わるその響きはまさに永遠の響きです。

 

シンギング・リンは、日本の仏具の鈴(りん)に似ています。またチベット密教で使用される仏教法具のチベタンボールにも似ています。シンギング・リンが、これらに似ているのも当然で、古の太古から人々が神聖な場で使われていた楽器をベースとして、現代社会に最もフィットした響きを生み出すために作られました。

 

シンギング・リンは、その表面が漆塗り加工されているため腐食などの変化がなくいつまでも安定した響きが保たれます。そして最大の特徴は、その響きそのものです。低周波から高周波まで、幅広い音域においても「倍音」を生み出すのです。その深く、広がりのある倍音の響きは、神秘的であり、宇宙の響きと言ってよいでしょう。

 

シンギング・リンの響きの特徴は、幅広い周波数の音を出せることにあります。その音色は、聴く者の全身を優しく包み込み、とくに脳を緩やかに開放させます。つまり脳波がアルファ波からシータ波へと誘われるのですが、同時に全身のすべての細胞へ響きが行き届き共鳴をします。これにより聴く者の脳と全身は、高い次元のリラクゼーションの世界へと導かれてゆくのです。

 

たった一つのシンギング・リンの響き。実に素晴らしい癒しの空間を生み出しますが、複数のシンギング・リンを同時に響かせることで、その響きは共鳴し合い、増幅します。まったく新たな倍音空間が絶え間なく誕生し続けます。そしてシンギング・リンの響きはその場にいる者との一期一会の調和の世界へとつながり、神秘と出会い、至福を体験することができるのです。